■■□ 組合ニュース 2011年度 第36号 ■■□■■□ 2012年6月11日 ■■ 【1】学長に出した公開質問状---返事はあろうことか,部長からでした 【2】時間設定が問題:大学による給与削減説明会に参加者少なく 【3】大学が箕面組合に団体交渉を申し入れました *********************************** 【1】学長に出した公開質問状---返事はあろうことか,部長からでした 6月4日付で平野学長に出した公開質問状。 教職員へ大きな痛みを強いる給与削減案を,実は使途のはっきりしていない「震 災復興」のためとして,決めていいのでしょうか? 日本の復興・再生に大学が果たす役割は,給与を削って(政府予算全体からすれ ばちょっぴりの)お金を政府に返納することなんでしょうか? このことについて,平野学長の直接の考えを構成員に伝えてほしいと思い,箕面 組合は公開質問状を準備しました。 これについて、6月6日付で回答がありました。 返事が早かったのはいいですが,封を切ってみると,あらら,返事はなんと総務 企画部長から…。 この大学では,”労使の対等な関係”は形式的にでさえ存在していませんね。 私たちは,私たちと同じように給与削減に見舞われる労働者である部長さんの意 見を聞きたかったのではないのです。 大学運営陣のトップとしての,大学長の姿勢を鮮明にしてもらうためだったので すが…。 おそらく,学長は目も通していないのでしょう。 再度,学長には組合にたいする誠実な回答を求めていきます。 【2】時間設定が問題:大学による給与削減説明会に参加者少なく 6月6日(水)、午後3時から箕面キャンパスで、大学による給与削減案の説明会 が行われました。 労務担当理事はじめ、人事課の職員が7~8名やって来ました。 参加者は全体で十数人と少なく、教員の多くは授業と重なり、出席できませんで した。 水曜4限という授業の多い時間帯です。 中には、医学系や法学研究科など、他キャンパスの部局の方も来られました。 「震災への支援を、給料を下げることだというのはどうか。大学の知の蓄積を社 会に還元することでは?」「どのような意思決定の手続きが踏まれるのか不透 明」などと、さまざまな疑問が出されました。 それにしても、翌日が教授会だったのですから、その前後にすればもっと来られ る人は多かったでしょう。 なぜ多くの人が集まれる日時を選ばなかったのでしょうか? 【3】大学が箕面組合に団体交渉を申し入れました 今回の給与問題について,これまでは大学は各組合に対して「説明会」を開くの だとして,自分たちの方から「団体交渉」を申し入れようとはしてきませんでした。 給与改定は勝手な大学側の発案です。交渉したいのなら,大学から組合にたいし て申し入れをしないといけません。それが労使の対等な関係であるはずです。 組合と団体交渉をせずに賃金カットを決めると,これは大学の重大な法律違反に なってしまいます。 しかし,大学から団交を「申し入れる」なんて,頭にくるし… と,おそらく葛 藤があったのでしょう。 次第に,「事実上の団体交渉と思ってくれてよい」とか「団体交渉(説明会)」 などと,だんだんカメレオン的表現を使いだしました。 しかし,私たちは「それはあくまで説明会ですよ。団体交渉したいのなら,そち らから「申し入れ」をしてきてくださいよ」と伝えました。 そして,6月8日付で,大学側は箕面組合にたいして,やっと「団体交渉」を申し 入れてきました。 というわけで,今回は多少聞きわけがよくなったのか,はたまた「プライド」を 捨てても7月1日には給与カットを実施したいからなのか…? それにしても,いつも課長さんから回答が来るのは変わりません。 こちらはいつでも学長に申し入れているのに,学長どころか,労務理事でもな く,課長名で答えてくることをやめようとしません。 労働委員会でも重ねて「差別的扱いをしてはいけませんよ。やめなさい」と言わ れているはずなのに…。 とにもかくにも,団体交渉は,箕面キャンパスで6月14日(木)午後1時から管理 棟4階403会議室で行われます。 どなたでも参加できます。お気軽にお出かけください。(^-^)/ ぜひこの機会に,大学の意図を直接問い,こちらの疑問や意見を聞かせてあげま しょう。 *********************************** 組合ニュースは、大阪大学箕面地区教職員組合と全教職員とのコミュニケー ションを活発にする目的で発行するものです。 組合ニュースの配信を希望されない方、アドレスを変更した方、いつでも遠慮 なくその旨お伝えください。 大阪大学箕面地区教職員組合へのご意見は mailto:union-oum@union-oufs.jp 組合ホームページ http://www.union-oufs.jp/ ***********************************