■■ □ 組合ニュース 2011年度 第19号 ■■ □ ■■ □ 2011年11月11日 ■■
《第19号のヘッドライン》
【 1 】東島理事から返答なし:非常勤削減の説明責任は?
【 2 】「食の博覧会」終了しました!
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【 1 】東島理事から返答なし:非常勤削減の説明責任は?
箕面地区教職員組合は,10月28日付で,非常勤講師と学生を対象に,本学教育
の最高責任者として,来年度からの外国語学部非常勤削減計画について,説明
会を開催し説明責任を果たすことを,東島副学長兼教育研究担当理事に求めま
した。
しかし,その後,理事からは何の返答もありません。いよいよ来年度のカリ
キュラムの策定時期に入りますが,いまだ,何の説明もされずさまざまな情報
に不安をかきたてられたまま放置されています。現場の専任教員に肩代わりさ
せず,みずからきちんと非常勤講師と学生にたいし,来年度以降の雇用と教育
のあり方を責任するよう,組合は再度理事に求めることにしました。
また,大阪大学外国語学部学生会が11月9日付で,総長および東島理事にたいし,
この問題にかんする情報開示を求める申し入れを行いました。その中で,学生
たちみずからが,「日々、誇りをもって、世界のさまざまな言語だけでなく文
化・社会・経済など多岐にわたる分野について学んで」いる学生たちには,そ
の教育内容が改変されるのであれば、「事前にその計画案、そしてその計画に
至る理由を知る権利がある」と訴えています。
以下,組合からの本日付申し入れ文書です。
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2011年11月11日
大阪大学学長
平野 俊夫 殿
大阪大学副学長兼教育研究担当理事
東島 清 殿
大阪大学箕面地区教職員組合執行委員長
岡本 真理
再度,外国語学部非常勤講師および学生への説明会開催を求めます
箕面地区教職員組合は,10月28日付で,今後の外国語学部の教育のあり方およ
び非常勤講師の雇用について,当事者である学生と非常勤講師に対し,教育研
究担当理事みずからが説明責任を果たすことを申し入れました。しかし,いま
だその回答が得られていないことを非常に遺憾に思います。
外国語学部「リストラ案」が報道されるなどの混乱を生んだ上,その後の顛末
について,外国語学部教員さえも直接の説明を受けていません。ましてや,さ
まざまな情報に振り回された非常勤講師の方々と学部学生は,削減計画の影響
を直接受ける当事者であるにもかかわらず,いまだ何の説明もされず放置され
ています。
本学教育の最高責任者である教育研究担当理事は,非常勤講師と学生にたいし,
来年度以降の雇用と教育のあり方を,みずからきちんと説明する責任があると
考えます。早急に,非常勤講師と学生を対象にした正式な説明会を開催するこ
とを,再度強く求めます。
本申し入れに対する回答を,11月18日までに当教職員組合宛てにお願いいたし
ます。説明会を開く予定の有無と,その時期および方法を具体的にお教えくだ
さい。いただいた回答は,当組合員および外国語学部教授会の全構成員,そし
て非常勤講師の方々と学部学生等に周知いたします。また回答がない場合は,
その旨も周知させていただきますことをあらかじめご了承ください。
【 2 】「食の博覧会」終了しました!
学園祭が終わりました。11月4日,5日両日には,箕面キャンパスで外国語学部
生が各専攻語の語劇を披露しました。
組合は,この2日間,昨年にひきつづき「食の博覧会」を企画。民族料理や世界
のお菓子を語劇を頑張る学生たちにふるまいました。
■4日は「世界のスイーツ」♪
韓国の伝統菓子ユグァ(もち米をはちみつと混ぜて揚げた不思議なねちゃねちゃ
感が楽しいお菓子)とチョコパイ,ロシアのチョコとリンゴ風味キャンディー,
スイスのチョコ(フェアトレード)、ポーランドのおばけチップス、フランス
のバターケーキ、イタリアのチーズスティック、スペインのクラッカー、日本
のおばあちゃんのおからクッキー、ネパールのフェアトレードクッキー、フィ
リピンのフェアトレード黒糖あめ,ドイツのミントチョコ,メキシコのドライ
マンゴーなどなどがずら~っと並びました。
学生たちは語劇のはじめと終わりに興味津津に立ち寄っては珍しいお菓子をつ
まんでいました。「東洋のお菓子って、初めて!」「専攻語のお菓子って、食
べたことなかった」とか、「学生はこういうこと、したらアカンのですか?」
「豊中では同じ阪大生がたこやき売ったりしてるのに、なんで、箕面では勉強
している地域の食を作ることも駄目なんですか?」「劇を見て、音楽聞いて、
食も楽しめたら、地域文化を立体的に紹介できるフェスになると思う。」「箕
面まで劇を見に来てくださった方とちょっと話す場所があったらいい」などの
感想がありました。語劇祭のますますの発展が、学生たちの学びの場の充実に
つながるよう願ってやみません。
■5日はベトナム料理とスワヒリ料理♪
ベトナム語とスワヒリ語がそれぞれの地域の料理を提供しました。
雨降りでしたが、B棟前に机を出していたら、語劇を観終わってA棟から出てき
た人たちがたくさん立ち寄ってくれました。
ベトナム語のメニューは、「緑豆おこわ」&「鶏手羽先焼き」(これらは外国
人の先生の手作り!)と、お客さんの目の前で焼いた牛肉とニョクマムなどで
味付けしたビーフンを混ぜていただく「ブンチャー(焼き肉つけ麺)」でした。
どちらもものすごーくおいしかったです。
スワヒリ語のメニューは、「マンダジ(揚げパン)」(これは外国人の先生の
手作り!)と、「海鮮ココナツミルクシチュー」、「ウガリ(とうもろこしの
練り粥)」、「サンブサ(インドのサモサと似ています)」でした。ウガリを
お客さんの目の前でこねていたので、みなさん興味津々で見ていました。
スワヒリ語は12時半くらいから始めましたが、100食分用意していたサンブサと
マンダジは13時すぎにはなくなり、シチュー&ウガリ用に用意していた100個の
紙ボウルも13時半頃にはなくなったので、車で来ていた卒業生に買いに走って
もらいました。
ベトナム語は専攻語劇が終わった14時過ぎから始めましたが、炭火焼きのにお
いが中庭に広がるとどんどん人が集まって来ました。
たくさんの学生たち、語劇を見に来て下さった卒業生、保護者、留学生、近所
の人々、みんなが「おいしい!」、「お腹すいていたのでうれしかった!」、
「太っ腹ですね!」、「来て良かった!」と口々に言ってくれてとてもうれし
かったです。
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今年も2日間にわたって語劇は朝から晩までプログラムがぎっしり,それぞれの
専攻語は役者さんたちはもちろん,1年生から卒業生まで,先生たちから留学生
たちまで,多くの観客に盛りたてられて,それぞれ大成功を収めたようです。
組合も「教職員組合は学生の語劇を応援しています♪」メッセージとともに,
脇から盛り上げるお手伝いをさせてもらいました。
ただ,残念なのが,学生たちが毎年語劇をがんばり続けている一方で,同じA棟
4階や中庭にかつてはあった賑やかなサークルの展示や催し物,模擬店,コンサ
ートやショーがことごとく消え去ったことです。学園祭だというのに,なんと
いう静けさ。きっと豊中キャンパスは正反対の賑やかさなのでしょう。
箕面で学生生活を送る外国語学部生や留学生たちに,ここ箕面でも活気ある学
園祭をぜひ取り戻してほしいものです。やむなくさまざまな規制や厳しい条件
を課すこともあるでしょうが,わたしたち教職員は「いかに規制するか」では
なく「いかに可能性を広げられるか」を目指して,学生たちをサポートしてい
きたいと思います。(^-^)/
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