組合ニュース2011第5号

「組合ニュース」は、大阪大学箕面地区教職員組合と全教職員とのコミュニケーションを活発にする目的で発行するものです。
■■  前号 ■□■ 次号  ■■
■■ □ 組合ニュース 2011年度 第5号 ■■ □ ■■ □ 2011年10月18日 ■■

 《第5号のヘッドライン》
 
【 1 】9月29日、中央労働委員会の第3回調査の報告
【 2 】岡本真理委員長を過半数代表者に!署名行動続けています。
【 3 】今週木曜日は、組合ランチですよ!

***********************************

【 1 】9月29日、中央労働委員会の第3回調査の報告

出席者:
労働側:在間弁護士、佐伯弁護士、阪大組合:北泊書記長、箕面組合:今岡書
記長、森垣専門委員
使用者側:福島弁護士、職員2人

14時45分から始まった第3回調査は、使用者側への聴取が先におこなわれ、私た
ちは控室で待機、その後、使用者側が控室で待機し、組合側への聴取が15時20
分~16時10分にかけて行われました。

労働委員からまず、
前回調査日(8月22日)以降の事情について聞かれましたが、箕面からは、大学
側の対応は何も変わっていないので、初審命令を求めることを一貫して主張し
ました。

在間弁護士から労働委員に対して「和解と言っても、元々団体交渉の時間は双
方話し合って決めていたことなので、現状を戻すこと以外に和解条件はありえ
ない。」という説明を様々な角度からおこないました。

阪大組合の北泊書記長は、信頼関係などない状況で和解はありえないという意
見を述べ、また、全大教と高専機構との労働協約(団体交渉は勤務時間内にお
こなう)も示し、この事件は他大学にも影響を及ぼす案件であることを説明し
ました。

この後、控室で待機し、16時40分、
労働者側委員が入室し、公益委員、使用者側委員、労働者側委員の三者で協議
をしたが「やはり和解をめざす」という結論になった。ついては初審命令の文
章を変更することで和解できないか、という打診が労働者側委員を通して持ち
込まれました。
 使用者側委員が、府労委の「命令」には具体性がないと主張していて、例え
ば「3ヶ月(2009年9月~2009年12月?)は不当労働行為をおこなった」というよ
うな変更を考えている。組合側は、この和解条件をどのように考えるのか、と
尋ねてきました。
 組合は、主文を読めば命令の内容全体がわかるので「具体性」がないという
指摘は当たらない。たとえ「命令」文を変えたとしても解釈をめぐって、今と
同じ争いになる。初審命令は誰が考えても当たり前のことを言っているにすぎ
ないので、和解には応じられないと返答しました。
 労働側委員は納得し、退出しました。

17時15分、
 組合側、使用者側の全員が集められました。
公益委員から和解の可能性は低い。次回は論点整理をおこない、証人尋問を予
定しているとの発言がありました。
 これに対して在間弁護士から「事実を争うものがないので、証人尋問の必要
はない。何を立証しようとしているのか。具体的に何を調べるのか不明だ。証
人尋問の必要はなく、陳述書で足りる。組合は中央労働委員会に出向く費用が
負担なので早急に終わらせてほしい」と述べ、陳述書の提出をめぐって大学側
福島弁護士と厳しく対立しました。

 次回の日程調整が10月、11月では不調で、12月15日となり、次回まで間が空
くので、福島弁護士も陳述書と尋問事項の提出に同意し、10月28日までに出す
ことで結着しました。

 初めて、中央労働委員会の調査に参加しました。委員と言えども、忙しいん
でしょう。私たちは締め切りを与えられて、文書の提出を命じられますが、文
書を踏まえて質問しているとは思えないアバウトな問いかけに唖然とすること
もありました。「主文を読めば内容の全体がわかる」ということを指摘しなけ
ればならなくなったのは、そういうことです。

 大学は、「不当労働行為」という刻印を早く拭いたい。それなら、労使対等
に話し合える場を作る誠意を示せばいいと思いますが、命令後も双方が一致し
た7月14日の団体交渉を拒否したり、駐車場に関する資料を請求してもすべて公
開しなかったり、学長宛に申入れても、部長名で返事を返したり、私たちに対
する態度は何一つ変わらないのです。
 妻を殴っておいて、外づらは和解しようと言いながら、また殴る。そんな暴力
夫と向き合っているようで、情けないやら、辛いやら。

【 2 】岡本真理委員長を過半数代表者に!署名行動続けています。
 
 すでに署名をしていただいた方、ありがとうございます。
 あと、もう少し続けます。
 まだの方は、添付ファイルをご利用ください。
 外国人の方には英語版を作りました。 ※ 下記参照

【 3 】今週木曜日は、組合ランチですよ!

 いろいろ、話しましょう。
 組合の執行部のエネルギーは、労働現場から沸き起こります。
 臨時教授会は、非常勤講師削減問題。外国語学部の教育をどうするか。
 とても深刻な問題です。

 話しましょう。知恵を出しましょう。声をあげていきましょう。
 Occupy Minoh!
※ 過半数代表者選出同意書 [PDF(日本語)] [PDF(英語)]

***********************************
*組合ニュースは、大阪大学箕面地区教職員組合と全教職員とのコミュニケー
 ションを活発にする目的で発行するものです。
*組合ニュースの配信を希望されない方、アドレスを変更した方、いつでも遠
 慮なくその旨お伝えください。
*大阪大学箕面地区教職員組合へのご意見は mailto:union-oum@union-oufs.jp
***********************************

大阪大学箕面地区教職員組合  > 組合ニュース (バックナンバー)  > 組合ニュース2011年度第5号

管理責任者: 大阪大学箕面地区教職員組合
Faculty and Staff Union of Osaka University, Minoh Campus
Home URL: http://www.union-oufs.jp/
初版: 2011.10.18 ; 最終更新: 2011.10.18
[Valid HTML 4.01]