過半数ニュース2018年12月21日号

大阪大学箕面地区過半数代表者より箕面地区で働く全教職員のみなさまへのお知らせです。

箕面キャンパスのみなさんへ

(1)就業規則案に対する意見書
就業規則案の改定についてご意見お寄せくださいましてありがとうございます。

そのまま意見書としてまとめ、大阪大学総長宛てに提出しました。

*****ここから

組合が考える事業場の範囲を対象として、労働者に就業規則の変更について意見
を聞きました。 
(2)と(3)については該当者がいないので、意見はありませんでした。

(1)について                             
                    
 ● 非常勤職員についてはいつ改正されるのですか? せめて、交通費を支給し
て、同じ待遇にしてほしい。

 ● 同じ教育の現場に立つネイティブの先生は、特任教員で、年俸制。しかし、
「除く」の対象になっていますね。外国語学部の教育の質を担保してくれるの
は、ネイティブの先生の存在なのに。とても残念です。 

 ● 年俸制教職員が、「月給制教職員の基本給月額の引上げ及び賞与0.05月
分引上げに相当する額を反映して引き上げ」と改正の概要に書かれていました。
しかし、そもそも、年俸制枠で採用された者は、月給制の場合と何がどのように
違うのか?
 扶養手当や通勤手当分などの手当てが、どのように年俸制に反映させられてい
るのか?具体的な説明はまだもらっていません。

 ● 年俸制について、月給制の教員も適応してくということについては、どうな
りましたか?もちろん、そんなことは望んでいません。年俸制を採用時の条件で
強要された人も、月給制を選べるようにしたほしいと思っていますので。

 ● 年俸制は、一定期間阪大で働き、その間、キャンパスのすぐ近くに住み、
様々な手当を必要としない研究者にとっては、年俸制でも損はないという制度だ
と理解しています。にもかかわらず、採用時で「年俸制」が条件つけられている
と、特に、文系で一生かけて研究と教育に貢献したい人が、待遇のいいところを
選ぶようになるんじゃないでしょうか?大阪大学が懐の深い大学で、研究者を大
事にする大学になれば、と思っています。

という疑問や質問が寄せられました。

*****ここまで 

これに対して、本日、総長からではなく、理事鬼澤佳弘さんよりお返事がありま
した。

特に、気になるところは、
「年俸制については、現在、新たな年俸制に関する検討を進めておるところであり」
というところです。
注視していきたいと思います。



(2)図書館司書のストライキ「指定管理者導入で運営が崩壊する」
https://www.bengo4.com/internet/n_9000/


移転における図書館問題、特に、大阪大学が箕面市立船場図書館の指定管理にな
ることからこの問題も他人事ではありませんでした。

非常勤の司書が、民間に指定管理を委託することにより雇用が不安定になり、
せっかく蓄積したキャリアが活かされなくなるという不安から広がった問題です。

これは、大阪外国語大学時代から、図書館の事務補佐員の雇用期間の問題で
組合が訴えてきた問題でもあります。

別の図書館での継続雇用が保証され、ストライキは最終的に回避され、
これからは指定管理制度そのものを問い直す運動になっていくようです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181219/0022792.html



(3)余談 今日、モンゴルで記者たちが記者会見をボイコットしました。

モンゴルでは、今、国会が空転しています。
現人民党政権の閣僚たちが中小企業育成資金を私物化したという疑獄から始ま
り、告発された若手議員から、その主犯は首相であったという告発、同じ人民党
で、首相と対等の派閥の代表の国会議長が大統領選挙に立候補した時の不正な政
治資金の問題を首相が激しく批判、野党の民主党からの追求が厳しくなると、現
在の大統領(民主党)が与党の大臣時代の鉄道水増し建設の疑獄の再燃など
告発合戦が展開しています。

そんな中で、
与党人民党の党大会が行われ、首相派と国会議長派の間に分裂した状態で
どのように真っ当な政治に戻すのか、どちらが更迭されるのか、国民の関心が高
まりましたが、会議は突然、非公開で行われることになり、記者たちはマイナス
30℃にもなる深夜のストリートに締め出されました。
また、公開された情報は、一部の意見のみを紹介するもので、国民に知らせる価
値もない、と記者たちは憤慨しました。 
記者会見用に回したカメラの前で並べたマイクを撤収し、記者代表の前にマイク
を並べ、政権を批判しました。
そのニュースを国民は支持し、記者たちにコメントを寄せ、街頭のデモも勢いづ
いています。

怒らないと、ダメですね。
諦めたら、もっとダメですね。
良識にもとづいて、問い続けないといけない。
そのうちに、声をあげる人は、一人ずつ増えていく。

非常勤職員の通勤手当の支給、
外国人の先生の帰国旅費など、
これからも求めて、言い続けていきます。
あなたも、一緒に声をあげてください。




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初版: 2018.12.21 ; 最終更新: 2018.12.21
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