こんばんは 箕面地区労働者過半数代表者の今岡良子です。
就業規則の変更につき説明を求めたところ、
今日、10時から箕面キャンパスで
早期退職と昇給停止について説明がありました。
片桐課長補佐を筆頭に3人。
労働者側は、
松本健二さん(組合副委員長)、古泉清次さん(組合書記)が
サポートしてくれました。
今日の説明のまとめを書いておきます。
わからないことなど、ご質問ください。
また、ご意見もお待ちしています。
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(1)早期退職のインセンティブ拡大について(案)
*なぜ、変更?*
国家公務員の早期退職インセンティブ拡大の内容が明らかになり、施行期日が決
まった。
大阪大学も、それにあわせて、諸規程を改定することになったそうです。
いつものパターンです。
添付ファイル(別添PDF)をごらんください。
*大阪大学はどう変わるか?
もともと大阪大学は「勧奨退職」という制度があります。
早くやめると退職金が割り増しでもらえます。
1年につき2%増、5年で10%増となります。
1000万円の1%が10万円であると考えると、
1000万円の退職金の人が1年前にやめると20万円割り増し、
5年前にやめると100万円割り増しってことになります。
結構、大きいです。
で、これまで定年前にやめた方に聞いたところ、申告しなくても、この制度を適
用されたそうです。
今回、国家公務員の早期退職募集制度に依拠した制度は、
「応募認定退職制度」というちょっと長い名前です。
*募集であること
*国が予算をつけるかどうか、今はわからない。予算がつかない場合は、阪
大の予算で行なうことになる。
なので、募集人数が限られる可能性もある。
*募集要件は低くなり、定年前10年から15年、勤続年数は25年から20年にな
りました。
割り増し率は2%から3%にあげられました。(しかし、全員が対象となるかど
うか、わかりません。
阪大の予算の範囲内になれば、募集数も減るでしょう。)
この「応募認定退職制度」に施行が11月1日の予定なので、前述の「勧奨退
職」が廃止されます。
もう1つ、
これまで教員だけが利用することができた「早期定年退職制度」があります。
58才で早期退職したい人は、定年時の退職金をもらえる、ということです。
これは、今回の改定で職員も利用することができます。
また在職期間10年を15年以上、60才から63才で適用していたのを58才から63才で
適用することになります。
再雇用を認めないという考え方から希望した場合は大学と協議し、再雇用も可能
になりました。
しかし、この制度には、退職金の割り増しはありません。
再雇用されたとしても、その年棒は200万円台ですから賃金はぐんと減ります。
いろんな事情があり、早期退職し、短時間雇用に変わりたいという人もいらっ
しゃるかもしれません。
人事課給与第二係が相談窓口となります。
(大森宏係長 内線吹田3034 oomori-h@office.)
(2)55才を超える職員の昇給停止等(案)について
*なぜ、変更?*
国家公務員について、人事院勧告どおり、
「官民給与格差を是正するため」50代後半層における職員の昇給停止を来年1月
1日から実施する。
これに従って、大阪大学でも「情勢適合の原則」等をふまえて、当分の間職員に
対して昇給停止をしないことにしていたが、
今回1月1日に実施することにした。
職員さんは、初任層、中間層、管理職層に3つに分けた上で、
昇給区分(勤務成績)がA「極めて良好」5%ぐらい、B「特に良好」20%ぐら
い、C「標準(良好)」、D「やや良好でない」、E「良好でない」と勤務成績を
評価します。(D、Eはめったにないという説明)
これまでAは4号俸昇進、Bは3号俸昇進、Cは2号俸昇進、Dは1号俸昇進と
なっていました。
それをAは2号俸昇進、Bは1号俸昇進、CDEはなし、となります。
55才以上の1号俸昇進は、700円ぐらいという説明でした。
極めて良好な勤務成績の人は、4から2号俸下がりますから、
1ヶ月で1400円の損。1年で16,800円。
10年で168,000円の損となります。
毎月の賃金が下がると、それをもとにして計算するボーナスや退職金も下がります。
自分の場合、どうなるのか、たずねたい方は、人事課給与第1係が窓口です。
(藤里尚宏係長 内線吹田3028 fujisato-h@office.)
今日の説明で理解したことはここまでです。みなさんのご意見、ご感想、ご
質問をお待ちしています。
箕面地区過半数代表者今岡良子
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こんな複雑な話、文書だけで理解するのは無理です。
最初から説明会を開くべきだと指摘しました。
説明の後、三人で頭を整理して、ようやくわかりやすくまとめました。
なんで、私が、こんな苦労をしないといけないんだろう??
賃金や退職金という労働条件の根幹を変更するのですから
説明会を開いて、責任ある人がわかりやすく話すべきだと思います。
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