------------------------------------------------------------------------ 組合メールマガジン 2005年度第11号 2006年4月3日 ------------------------------------------------------------------------ *組合メルマガは、外大で働くすべての職員に配信しています。 今回の組合メルマガは、特に事務補佐員の方へ組合からのお知らせです。 まだ、組合に加入されていない教員、職員、事務補佐員のみなさま。目下組合は 2006年度賃金交渉に臨んでいますが、労働条件の改善は、組合が交渉しないと 実現しません。いますぐの加入をお待ちしています。 《18年度中に事務補佐員の常勤職員採用制度》 組合は、3月22日提出した「2006年度賃金要求・待遇改善要求について(再申し入 れ)」において、事務補佐員に関する要求として「事務補佐員の時給を、地域手当分 は最低上げること。また、事務補佐員を職員として採用する制度を整備すること。」 を申し入れています。職員採用制度の整備については、京都大、神戸大(対象年齢30~ 52歳の非常勤職員から2名常勤採用を考慮と団交で確認)、阪大(17年度に7名採用)も 実施しており、どこの大学法人であっても出来ないことではありません。3月29日の大 学との協議の場で、組合は「優秀な事務補佐員の方を採用するのは、大学にとっても有 用で、職員の年齢構成などを考えれば外大でも取り入れる必要がある」と要求しました。 31日の交渉で、「検討を開始し、18年度中に事務補佐員の常勤職員採用制度を構築する」 と約束しました。 更なる要望や意見があれば、組合kumiai@osaka-gaidai.ac.jpまでお寄せください。 また、事務補佐員の雇い止めについても、下記の組合がおこなった通告にあるように、 正当化できるものではありません。3月24日東京地裁で、非常勤公務員の雇用継続を認 める判決が出ました。国立情報学研究所(東京都千代田区)の非常勤職員として14年間 勤めた女性が、雇用契約の更新を打ち切られたのは不当と訴えていた裁判で東京地方裁 判所は「長年勤めた職員を道具を取り替えるように雇用を打ち切るのは許されない」と 指摘して、研究所側に雇用を続けるよう命じています。 2006年3月31日 国立大学法人大阪外国語大学長 是永 駿殿 大阪外国語大学教職員組合執行委員長 佐々木 猛 事務補佐員の雇い止めは解雇権の濫用に当たる(通告) 本学の事務補佐員の雇用について、法人化以前(2004年4月以前)に は雇用期間を定めていなかった。事務補佐員が担当している仕事は継続 して存在しており、そのため期間の定めがなかったと言える。 また、本学において事務補佐員が担当している職務は、臨時的で一時的 なものに限られておらず、恒常的な業務を担当している。恒常的な業務 を担当する事務補佐員の雇用は、年度をもって画一的に雇い止めしたり、 人を入れ替えたりするよりも、経験を積んだ事務補佐員に継続して職務 を遂行してもらうことが本学にとっても有益である。 本学の事務補佐員は、法人化の前と後にかかわらず、形式的には有期 雇用だが、実質的に無期雇用と同様の状態にある。本学の事務補佐員の 雇用は、実質的に期間の定めのない契約と異ならず、雇い止め規程 (『非常勤職員就業規則第8条3』は解雇にほかならない。『非常勤職員 就業規則第8条3』による、「当初の採用日から3年を超え」たという理由 での雇い止めには、解雇権濫用法理が適応される。合理的な理由の説明が ない限り、期間満了を理由とする雇い止めは無効である。 組合員に対して、合理的な雇い止め理由の説明がなく、期間満了を理由 とした雇い止めを行使した場合、組合は労働審判法に基づき申立てを行う 所存である。 このことを、国立大学法人大阪外国語大学長に通告する。 ---------------------------------------------------------- 大阪外国語大学教職員組合kumiai@osaka-gaidai.ac.jp 書記局の連絡先 委員長 佐々木猛sasakit@osaka-gaidai.ac.jp 副委員長 河村倫哉kawamura@osaka-gaidai.ac.jp 副委員長 藤本郁子anzukko@osaka-gaidai.ac.jp 書記長 岡本真理okamari@osaka-gaidai.ac.jp 書記次長 森垣啓土morigaki@osaka-gaidai.ac.jp 執行委員 岡本 久美子、小林 清治、田中 仁、藤原 克美、古谷 大輔、 榎原 豊、上河原 淳、平井 修二、平谷 幸大 ===========================================================