2005年11月29日大阪外国語大学長
是永 駿殿大学執行部への公開質問状大阪外国語大学教職員組合委員長
佐々木 猛(印)下記の質問に対して明確な回答を要求します。12月2日(金)までに、文書での回答 をお願いいたします。
(1)構成員の合意形成をどのようなプロセスで行なうのか?
・現在、統合案の成案に向けて構成員からさまざまな意見が表明されているが、それ は統合案そのものに対する賛否とは別のものであり、これをもって合意を得たと解釈 することはできない。統合案に対する学内合意をどのようなプロセスで確認するの か、またどの時点で合意をえられたとするのかを具体的に示していただきたい。
・学長は、11月14日に開かれた組合との懇談会の場で、「強行突破をするつもりはな い」と言明された。今年度内に統合を決定するとしているが、その最終局面におい て、なお一定の反対意見があった場合に、それを無視してでも役員会で決定を行うこ とがありうるのか。あるいは、全構成員の合意を尊重して決定を先送りにするか、ま たは統合案を白紙に戻して検討を再開することもありうるのか。
(2)統合後の検討に委ねるべき問題とはなにか?
「原則に関する合意事項(大阪大学・大阪外国語大学連絡協議会)」の(9)によれ ば、「統合によって生じる可能性のある諸問題」のうち、「時間をかけてソフト・ラ ンディングを図るべき問題については統合後の検討に委ねることとする」ことが、わ れわれの知らぬ間に合意されている。
しかし、多くの問題が未解決なままに統合が決定された場合、積み残された問題に ついてはもはや交渉する権限がわれわれに残されていない事態になっていることを危 惧している。統合後の検討に委ねるべき問題の範囲を早急に確定し明示されたい。とくに以下の事項について、統合前に決定するのかどうか、具体的回答を求める。
- 各教員の所属先(研究科・学部・その他)
- 各研究科・学部等の教員定員および学生定員
- 各教員の教育条件(授業コマ数および対象)
- 統合後の中長期的な人員配置の変化(スリム化計画などの明示)
- 統合後の各事務系職員の配置
- 統合後の各事務補佐員の雇用の継続