2005年5月13日国立大学法人大阪外国語大学長
是永 駿 殿大阪外国語大学教職員組合執行委員長
田 中 仁(印)入試課長の不適切な時間外勤務命令についての申し入れこの件に関して大阪外国語大学教職員組合は、組合員からの依頼により4月25日に総務課長に2点の申し入れをおこない、4月27日総務課が入試課長に状況確認をおこなった結果についての説明を受けた。(申入れ事項と回答の概略は下記)
超過勤務の命令は各課とも「超過勤務等確認簿」を通じておこなっている。一つ目の申し入れに対して、回答では「言葉上の問題」と片付けられたが、「超過勤務等確認簿」に残業予定を提出していない者が理由を述べ帰宅を告げた際に、入試課長のとった行為(発言)を組合は問題にしている。二つ目の問題としては、昨年入試課では大学院の試験場準備に夜間授業終了後に作業を始め、必然的に午後10時を超えて業務をおこなった実態がある。行った超勤はつけるのが当然であり、「サービス残業」を強要するような発言はあってはならない。
上記の理由により入試課長の発言は、「乱暴な言葉づかい」による当該職員の「誤解」という問題ではなく、時間外労働に関する違法行為に当たると考える。国立大学法人大阪外国語大学として責任ある対応をもとめる。4月25日 申し入れ事項
以上2点の入試課長の「命令」に対して、総務課長は注意・指導をおこなうよう要請した。
- 4月20日17:50 入試課長に「子供を保育園に迎えに行く必要があるので帰宅します」と告げたところ、家庭の事情を考慮しない入試課長の発言があったため、残業を余儀なくされた。その日は「超過勤務等確認簿」に残業予定を提出していない。
- 4月18日の課長等連絡会の後、入試課長は課員に対して「一日4時間以上残業しても、4時間以上つけるな」と報告した。
4月27日 回答
26日入試課長に2点の状況確認をした。4月20日の「命令」の件。4月18日の課長等連絡会後の入試課長が課員へ報告した件。
4月20日の「命令」については、「着任して日も浅く言葉がなじまなかった。発言が誤解を受けたので、その場で謝った。乱暴な言葉づかいなら改める」
課員への連絡の件について。「4時間以上すべきでないと言った。つけるな、とは言っていない。受け止めた側の解釈であろう」