2005年4月21日平成17年度第1回安全衛生委員会(2005年4月19日)の報告過半数代表推薦委員第1回安全衛生委員会の議題は、1.毒物および劇物管理規定について、2.防災マニュアルについて、3.月例報告(産業医、衛生委員)4.その他、であった。
1.
前回の安全衛生委員会で出された意見をもとに、毒物および劇物管理規定(案)が修正されたことが、施設課長より報告され、了承された。2.
「防災マニュアル(案)」(企画広報室2005年3月)について、施設課長より報告があった。これは甚大な被害を及ぼす大災害が起こったときに関わるマニュアルであり、その場合には本学の防火管理規定に優先して適用されるものだと説明があった。
岡本委員から「留学生などが災害で閉じ込められた場合、食糧や水などの備蓄があるのか」という質問がされた。それに対し、施設課長から、「近隣の小学校などは箕面市から避難場所に指定されているので、そういった備蓄がなされている。箕面市の場合、避難場所は足りているので、本学は避難場所には指定されていない。そのため、そのような特別の備蓄はされていない。」との返答があった。
また、岡本委員から「天災に関わるマニュアルだけでなく、大学に関係のない人がキャンパスに立ち入って、盗難や傷害、詐欺などを働くという人災については、考慮する必要はないのか」との意見があった。それに対し、松田副学長から、「大学への入構を厳しく管理するということと、開かれた大学を目指すということのバランスが難しい。今後の検討課題としたい。」という返答があった。3.
大田産業医から、教職員の健康診断の受診を徹底するように、という要請があった。他の大学では法人化後、100%に近い受診率になっており、本学でも、健康診断は権利というだけでなく、義務としても捉えてほしい、ということであった。さらに、「6ヵ月以上の長期出張者・海外勤務者には労働安全衛生法45条2項による診断書の義務がある。」とのことであった。(ちなみに、会議の後、森垣委員が労働安全衛生法を調べたところ、そのような条文はなかったので、もしかすると条文の聞き間違いかもしれない。)
また、大田産業医、小松衛生委員から本部棟、B棟、保健管理センターなどの職場巡視の報告があった。巡視に関して所見を記すなど、巡視者の判断が問われる場合には、1人ではなく複数の人間が関わることが責任の上で望ましい、という発言が大田産業医と小松衛生委員からあった。それにたいして、中平委員から、「職員は超過勤務削減に努めなければならず、巡視に職員が帯同するのは時間の上で難しい」という意見があった。松田副学長からは「巡視に複数の人間が必要なことはわかったので、今後の検討課題としたい」という返答があった。
さらに、小松衛生委員より、「巡視の任に当たっている岡田先生が、安全衛生委員会に出席できず、自分が代理で報告するのは不都合である」との発言があった。衛生管理者の立場にある人間が安全衛生委員会に出席できるように委員会の構成を変えることについては、以前の会議でも議題に上っていた。松田副学長からは「なるべくはやく検討したい」という返答があった。4.
森垣委員から、「以前出した要望に基づき、職員の超過勤務の実態を示す資料が今回の会議で提出されるということが約束されていたはずだが、それはどうなっているのか」という質問がなされた。それに対し、施設課長からは「以前出した森垣委員の要請は、安全衛生委員会過半数代表推薦委員からの要請となっているが、そういうことでは総務課長は受け取れられないので、総務課長からは『安全衛生委員会の名前で要請を出してほしい』との返答があった。それは前回の会議でも報告した」という返事があった。森垣委員からは「そのように安全衛生委員会からの要請ということで総務課長に申し入れをし直したうえで、今回、資料が提出されるはずではなかったのか」と質問があった。施設課長は「今回の会議で、提出者の名前を変えた要望が、改めて森垣委員からなされるものと思っていた。しかし、それは自分の勘違いであった。」と述べた。そこで、森垣委員が「では、次回、超過勤務の資料を出すことを約束してください」と述べたところ、施設課長は「総務課長に資料を出すように伝えることを約束する」と返答した。次回安全衛生委員会は5月17日(火)16:00