平成16年度第5回安全衛生委員会(2005年1月18日)の報告2005年1月26日過半数代表推薦委員正常化された最初の安全衛生委員会が1月18日16時30分から開催された。
冒頭、安全衛生委員会の委員長である松田副学長から「安全衛生委員会は当初企画広報室の下に位置づけされていたが、学長直属の組織である。また執行部の認識不足で委員選出に対して迷惑をかけた」と委員会の構成と学内での位置づけを不明瞭にしていたことを、大学側の責任として認めた。
配布資料「安全衛生管理規程」と「安全衛生委員会規程」の説明がなされ、河村委員が「衛生管理者が管理規程では3名で、委員会規程では2名になっているが同数にするべきではないか」と意見を述べ、検討課題となった。
森垣委員から4点質問した。1. 安全衛生委員会の17年度年次計画はどうなっているのか。2.安全衛生委員会の17年度予算はどうなっているのか。3. 「安全衛生委員会規程」第2条(3)法人及び本学における健康障害防止のための基本対策に関する事項 を調査審議するため、事務系職員については超過勤務資料を、教員については勤務時間の実態把握の資料を委員会に出してもらいたい。事務系職員で年間360時間を越える職員がいないか調査したい。4. 「安全衛生委員会規程」第2条(4)法人及び本学における健康保持増進のための基本対策に関する事項 とはどういった事項をさすのか。
この質問1.2.に対して、企画広報室で既に作成された「17年度年次計画」「17年度予算要求」資料が配布され説明があった。しかし、この案は安全衛生委員会の審議を経たものでなく、この案が次の経営協議会で決定されることが問題となった。始めからやり直す時間的余裕がないので、文面を緊急にチェックし、新メンバーの委員会で確認するという作業がおこなわれ、更に意見があれば松田安全衛生委員長に申し出ることが確認された。
質問3.には、太田産業医が「月一度実施している職場巡視で、各部署の課長に労働時間数に問題がないかヒアリングしている。この限りでは問題点は指摘されていない」との発言があり、教員の勤務時間の把握については大垣総務課長が「教員の裁量労働時間数は、相当な数の教員が提出していない。これは病気や災害発生時に教員自身が不利を被ることになる」と問題点を指摘した。これに対して岡本委員が「大学の労働安全問題には、施設などの安全・危機管理というハード面と大学の構成員の健康管理というソフト面の2つの大きな柱がある。年次計画は一見すると、このソフト面での活動内容について、健康診断の実施や禁煙対策などの保健医療的な対策がほとんどの比重を占めている。職員の超過勤務の実態把握や教員の勤務時間の把握方法の検討を、この委員会で積極的に行い、勤務実態の改善を通して健康管理を実行するべき」と意見を述べた。
質問4.に関して松田委員長は「この委員会でどういったことが出来るのか検討すればいい」と答えた。
続いて、太田産業医と小松衛生管理者から月例報告があった。
今後の議題の設定について、森垣委員が質問を行い「議題の提案は担当係である施設課企画部門にしてもらえれば、委員長と相談のうえ議題設定をおこなう」という回答を得た。
次回、第6回安全衛生委員会は2月22日16時30分に開催される。付録) 安全衛生委員会構成員
総括安全衛生管理者(委員長) 松田 武 産業医 太田 妙子 衛生管理者 梶本 修身 小松 俊彦 安全衛生管理者 大垣 勝次(総務課長) 高木 賢一(施設課長) 安全衛生管理担当者 長野 義治(総務課) 中平 均 (施設課) 学長指名 委員 平井 修二 石崎 文子 森垣 啓土 河村 倫哉 岡本 真理