組合員のみなさま:
新執行委員会が発足して5か月になりました。この間,組合は,執行委員会と書記局の関係の再構築,「メールマガジン」「kahasu通信」「組合ニュース」への再編,法律事務所との顧問契約,ホームページ開設など新たな環境に適応すべくいくつかの組織改革を行なってきました。しかしながら,労使間の良好な信頼関係はいまだ確立されていません。すなわち,慣例であった新執行部の学長への「挨拶」をとりやめたいという大学側の意向表明によって,委員長と学長の懇談会開催にこぎつけるまでに40日を要し,さらに,本来,単純な法的手続き上の問題であるはずの安全衛生委員会問題が紛糾し,団体交渉における実質的討議がまったくなされないまま今日にいたっています。
法人化以降,大学の意思決定・執行過程の分節化,およびそれらと教職員の民主的合意形成とのミスマッチは,さまざまな局面で,個々の教職員に対するストレスと消耗感を蓄積させています。また,阪大との再編・統合問題が教職員の雇用や労働条件に直接に影響のおよぶ重大な問題であることは言うまでもありません。現在,外大は未曾有の難局に直面していると言わなければならないでしょう。
教職員組合は,労使の信頼関係の確立を緊要の課題と捉え,教職員の雇用と労働条件にかかわる切実な要求を汲みあげその実現に誠心誠意努力いたします。同時に組合は,教職員自らがこの職場の現状と将来を見つめ,ともに考える<場>となることによってしかるべき責任を果たしたいと考えます。皆様のご支援とご叱咤を心からお願いいたします。
来るべき2005年が,皆様にとって,そして私たちの職場にとって,豊かな実りある一年たらんことを祈念いたします。大阪外国語大学教職員組合書記局
2004年12月28日