今年度第2回目の団体交渉が、12月6日(月)に開催されました。組合は、すでに提案 している13の申し入れ事項のなかでも特に緊急を要する(1)安全衛生委員会問題と、 (2)入試に関わる教職員の勤務条件、(3)勤務評定の問題、(4)教職員の昇任・昇格人 事、(5)勤務時間の提出問題の5点について、大学当局と問題点を協議する方針で団体 交渉に臨みました。しかし、当局は交渉の場で唐突に、「安全衛生委員会問題をめぐ る当局と組合の主張は平行線なので、妥協案として懇談会の開催を提案する」と主張 し、この問題を交渉の議題とすることをかたくなに拒否しました。
また、交渉の前提として組合が提起した3つの確認事項、(1)要求した資料を交渉当日 にしか提示できない理由、(2)労務担当理事の氏名、団体交渉への学長の出席の可能 性、(3)誠実交渉義務の遵守についても、(3)については同意しましたが、(1)につい ては、「関連議題の場面で提示する」と従来の主張を反復し、(2)については「予備交渉 で申し入れろ」とするなど、極めて不十分な回答しか提示しないままに、時間切れを 理由に交渉を打ち切りました。さらに、次回の交渉の日程については、交渉担当理事 の多忙を理由に「年内は開催できない」と応じました。
停滞している昇任・昇格人事や入試業務、年度末の諸規定の改定など、緊急に協議を 要する課題が山積みであるにもかかわらず、組合との協議に誠実に対応しない現在の 当局の姿勢は、大学の運営全体にとって大きな損失をもたらしかねません。組合は、 このような当局の姿勢に厳しく抗議し、次回の交渉の年内の開催を要求します。